木曜日, 10月 06, 2005

石坪佐季子の個人レッスンは

その人その人でもちろん内容が違いますがおおまかには、自分の身体を感る感覚やその他の感覚を高める事から始まり、アレクサンダーテクニークの原理を使って、日常的な動作や自分が興味を持っている事などを実際に行う過程で学習して行くのが一般的です。

はじめてのレッスンの時にどのようにアレクサンダーテクニーク活用したいのか、どんな事に興味があるのかなどを伺って、レッスンの進め方を一緒に考えるようにしています。

レッスンの多くの時間を動きの中で筋感覚と意識に働きかけることに使います。その為に手や言葉を使って筋感覚を高めたり、意識を広げる手助けをしています。また簡単な解剖学や生理学の話も大切な要素です。そしてあなたが何を感じているかを一緒に探索していきます。

レッ スンを受けた方は大抵、初めのレッスンでからだが軽くなる、広がる、背が高くなる、楽になるといった変化を体感します。しかしただ楽になることだけがアレ クサンダーテクニークの本来の目的ではなく、そこに至る過程で何が起こったのか叉はおこらなかったのかに気づきを求め、そこで閃いた事(学んだ事)を自分 の生活に還元していくことに意味をおいています。その繰り返しの結果として受動的な変化ではなく自分の選択による変化または不変化を自分で出来るように学 習して行きます。ですからある程度の期間が必要となるのです。

からだを感じる感覚/筋感覚を高める事はアレクサンダーテクニークの中で重要役割をしめますがそれはレッスンの中で次のような事が行われるからです。

日常的に習慣になっている筋肉の質や緊張、動作やくせに気付き、それを認識する。

認識した習慣を解放する事によって表れるだれもが潜在的にもっているからだの調和性や方向性を知覚する。それは大抵、静かなしかし力強いからだの動きとして認識されます。

習慣の為にずれてしまった感覚、働いていない協調作用や筋緊張のフィードバックを認識する
意識の使い方の違いが身体に与える影響を感じる。